AIに聞いたら、逆に怖くなった話
AIは正しい答えをくれた。でも安心をくれたのは友だちだった。
先日、あいす さんが書かれていた高専生活の記事を読みました。
高専生の日常がとてもリアルに描かれていて、夕食の時、高専に通う娘にも聞いてみました。
「学校どう?」
すると返ってきたのは、AI時代らしい出来事でした。
「あと2時間!」
放課後の教室に、その声が響いたそうです。
今日17時までに提出しなければならない動画課題。
スライドを作り、圧縮して提出する。
娘も、かおりちゃんも、めぐみちゃんも、みんな必死でした。
すると、かおりちゃんが聞いてきました。
「ねぇ、どれ使って圧縮した?ちょっと教えて!」
「いいよ、これだよ。」
娘は自分が使ったサイトを開きました。
しかし友だちが検索すると、
……ない。
かおりちゃんのスマホにもない。
めぐみちゃんのにもない。
娘のスマホにしか出てきません。
「なんで?」
検索しても見つかりません。
時間だけが過ぎていきます。
「もういいや!」
締め切りまであと少し。
かおりちゃんは別のサイトで圧縮を始めました。
無事に終わった。
……と思ったそうです。
最後に表示されたのは、
「メールアドレスを入力してください。」
少し迷った。
でも時間がない。
入力して送信しました。
するとスマホにメールが届きます。
ダウンロードするには150円お支払いください。
……え?
「お金いるの?」
「どうしよう。」
教室の空気が一気に変わりました。
怖くなって、そのメールをスクリーンショットしてAIに聞きます。
AIはすぐに答えました。
「詐欺の可能性があります。」
「継続的に請求されるおそれがあります。」
「クレジットカード会社へ相談してください。」
画面には、そんな言葉が並びました。
AIの答えを読むほど、
教室の空気は、さらに重くなっていったそうです。
「やばい。」
「詐欺だ。」
みんなが焦り始めました。
でも、その中で一人が言いました。
「待って。」
「メールアドレスしか入れてないよね?」
「うん。」
「パスワードは?」
「入れてない。」
「銀行口座は?」
「登録してない。」
「PayPayは?」
「つないでない。」
「じゃあ、大丈夫。」
友だちは一つずつ確認しながら、何度も声をかけました。
「まだ大丈夫。」
その言葉を聞くたびに、張りつめていた教室の空気が少しずつ戻っていったそうです。
かおりちゃんも、お母さんへLINEしました。
お母さんも驚いて、
「変なメールが来ても絶対に開かないでね。」
と返信してきたそうです。
しばらくすると、
ようやく本人も落ち着きを取り戻しました。
AIは、
「詐欺です。」
と教えてくれました。
あの日、
教室で何度も聞こえてきたのは、
「まだ大丈夫。」
という言葉でした。
AIは情報をくれる。
でも、不安になった瞬間に必要だったのは、
正しい答えだけではなかった。
「まだ大丈夫。」
そう言ってくれる人がいることだった。
子どもの毎日は、ただ過ぎていくようで、たくさんの発見があります。
家庭の中で起きた小さな出来事から、これからの子育てのヒントを探していきます。






「まだ大丈夫。」という一言に、人の言葉の温かさを感じました。
AIが身近になった今だからこそ、支えてくれるのは人なんだと改めて考えさせられます。
ありがとうございます✨
時間がない時って、焦って冷静な判断ができなくなるんですよね😰AIは相手の状況や感情まで察してくれませんからね。お友達が冷静に判断してくれたことが支えになりましたね✨