人見知り、自分探しの旅へ行く
ピートン東北一人旅
わくわく1.56 わくわくしたい人はこちら。かわいいよ? さんの「自分を見失わせる最強の呪文」を読んで、二十歳の頃の自分を思い出しました。
二十歳の私は、大学へ通い、アルバイトをして、なんとなく毎日を過ごしていました。
「本当の自分って何だろう」
そんなことばかり考えていた頃です。
ある日、椎名誠さんの『インドでわしも考えた』を読んで思いました。
「一人旅でもしたら、自分が分かるんじゃないか」
そうだ。
旅へ行こう。
どこがいいだろう。
インドもいい。
でも、学生の私にはお金も勇気もありません。
暑そうだし、お腹も壊しそうです。
じゃあ東北にしよう。
涼しそうだし、
今までの自分なら選ばなかった場所に行ってみたかった。
こうして私は、自分を探しに東北へ向かいました。
ただ、心配性で人見知りの私は、自分探しの旅まで計画的でした。
まず調べたのは、生き方ではありません。
行き方です。
深夜バスで福島へ。
一泊目はユースホステル。
相部屋もありましたが、私は迷わず個室を予約しました。
宿へ着くと、スタッフの方が声をかけてくれました。
「夕食は一階で、皆さんと一緒にいかがですか?」
「結構です」
私は一人で宿の近くを散歩し、部屋へ戻って夕食を食べました。
我ながら、人見知りの自分探しとしては完璧なスタートです。
しばらくすると、一階から笑い声が聞こえてきました。
楽しそうな話し声。
ギターの音。
誰かの歌声。
……
静かな部屋で、私はその音を聞いていました。
楽しそうだな。
いや、いかん。
私は自分を探しに来たんだ。
あの輪に入ったら、自分を探しに来た意味がなくなってしまう。
そんな謎の使命感を抱えながら、その日は早めに眠りました。
翌日は秋田へ向かいました。
秋田駅の近くを歩いていると、一人の若い女性に声をかけられました。
何か尋ねられているようでしたが、聞き慣れない秋田弁に、私は一瞬フリーズしました。
「すみません。私、旅行で来たんです」
そう答えると、
「あっ、そうなんだ〜。ごめんね〜」
と笑って去っていきました。
私は少し驚きました。
えっ、私、地元の人に見えたの?
旅行者オーラ全開のつもりだったのに。
歩きながら、もう一つ気づきました。
私は、
「ギャルだから、きっとギャルっぽい話し方をする」
と、勝手に思っていたのです。
相手は私を見た目で判断した。
でも、私もまた相手を見た目で判断していた。
そして、それは他人だけではありませんでした。
私は自分自身にも、
「人見知りだから」
「こういう人間だから」
と、いろいろなラベルを貼っていたのかもしれません。
自分を探しに来た旅でした。
でも、今振り返ると、
あの旅で探していたものは、少し違っていたのかもしれません。
あの頃の私は、
どこかに「本当の自分」という答えが落ちていて、
それを見つければ人生が変わると思っていました。
でも東北で見つけたのは、
特別な答えではありませんでした。
人と話すのが苦手な自分。
知らない場所に一人で行ける自分。
勝手に人を決めつけてしまう自分。
そして、自分自身にも思い込みを持っていた自分。
そんな、まだ知らなかった自分の姿でした。
わくわくさんの記事を読んで、
二十年以上たった今、
あの旅で「本当の自分」が見つからなかった理由が少し分かった気がします。
探していた自分は、どこかに隠れていたわけではありませんでした。
旅をしながら、
迷ったり、驚いたり、恥ずかしい思いをしたりする中で、
少しずつ見えてくるものだったのかもしれません。
あの時の私は、
自分を探しに東北へ行きました。
でも今思うと、
探していた「本当の自分」は、どこかに見つけるものではなく、
旅の中で少しずつ気づいていくものだったのかもしれません。
「本当の自分」を探していたつもりが、見つかったのは自分の思い込みでした。
そんな日常の小さな発見や実験を、これからも書いていきます。
旅に出ると、普段とは違う自分に出会うことがあります。
挑戦することで見える景色について書いた、こちらの記事もよければどうぞ。






自分も東北1周するんだって、車で旅行したことがあります、そのときは青森が遠すぎて1周はできなかったのですが、、、笑
一人旅のいいところは、人との出会いですよね
以外なことにけっこう話しかけられる
そこでの交流が気づきだったり、今後の自分を形成していくのかもしれませんよね
一人旅の時も、振り返った今も。旅に出たことで見えた景色。何かし始める時って勇気がいるけど、やっぱり財産になりますね🥹
ピートンさーん!ステキな記事でした👏👏ありがとうございます✨