【実験記録】50問中3点だった息子が、漢字を嫌がらなくなった理由
量ではなく順番でした
「パパ~、ちょっとこれ見てくれる?」
ある日の仕事帰り、妻に呼ばれました。
手渡されたのは、息子の漢字テスト。
50問中3点。
答案を見た瞬間、
「これはまずいな……。」
そう思いました。
点数より心配だったのは、
このまま勉強そのものが嫌いになってしまうことです。
息子も、
「どうせ覚えられんもん。」
と投げやりな様子でした。
小学校4年生の頃の話です。
頑張っているのに、結果が変わらない
当時は、何度も同じ漢字を書かせる練習をしていました。
私自身も子どもの頃は、小指の下が真っ黒になるまで何度も漢字を書いて覚えていました。
だから最初は、
「もっと書けば覚えられる。」
そう思っていたのです。
でも、練習量を増やしても状況は変わりませんでした。
息子は自信をなくし、
「どうせできない。」
と言うようになっていました。
そこで私は考えました。
もしかすると問題は、
努力の量ではなく、練習する順番にあるのではないか。
練習の「流れ」を変えてみた
そこで、我が家では漢字練習の順番を変えてみました。
① まず答えを見ながら全部書く
② 次に何も見ずに書く
③ 書けなかった漢字だけに印を付ける
④ 印が付いた漢字だけを3回練習する
⑤ もう一度挑戦し、それでも覚えにくい漢字だけで文章を作って声に出して読む
ポイントは、
全部を同じように練習しないこと。
書けた漢字は卒業。
時間を使うのは、書けなかった漢字だけです。
書く量ではなく、迷う量を減らす
それまでは、50問すべてを何度も書いていました。
でも、それでは書ける漢字にも同じ時間を使ってしまいます。
書ける漢字を何回書いても、点数はほとんど変わりません。
だったら、
時間を使う場所を変えよう。
そう考えました。
苦手だけに集中する。
すると同じ練習時間でも、覚えられる漢字が少しずつ増えていきました。
最初に変わったのは点数ではなかった
一番最初に変わったのは、
テストの点数ではありませんでした。
練習方法を変えた初日。
息子が驚いたように言いました。
「えっ、今日はこれだけでいいの?」
その表情を見て、
私は心の中で
「その反応が欲しかった。」
と思いました。
以前は、漢字練習の時間になると嫌そうな顔をしていました。
でも、間違えた漢字だけを練習するようになってからは、
「あれ?前より書ける。」
そんな表情が少しずつ増えていきました。
やがて、
50問中3点だった息子が、
「今日は15点取れた!」
と嬉しそうに答案を見せてくれるようになりました。
以前なら隠していたテストです。
その後、点数は少しずつ平均点近くまで上がっていきました。
でも、私にとって一番うれしかったのは、
点数ではありません。
「どうせ覚えられん。」
と言っていた息子が、
以前ほど漢字を嫌がらなくなったことでした。
勉強も「構造」で変わる
この出来事で気づいたのは、
勉強がうまくいかないとき、
私たちはつい、
「やる気が足りない。」
「もっと頑張ればいい。」
と考えてしまうことです。
でも実際には、
変えるべきなのは本人ではなく、
取り組む流れなのかもしれません。
どの順番で進めるか。
どこに時間を使うか。
その流れを少し変えるだけで、
結果だけでなく、
本人の気持ちまで変わることがあります。
子どもを変えるより、流れを変える
今回使ったのは、
特別な教材ではありません。
家にあった問題集とノートだけです。
変えたのは、
練習量ではなく、
練習の流れでした。
今振り返ると、
息子に必要だったのは
「もっと頑張ること」
ではなく、
「覚えられる流れ」を作ることだったのだと思います。
子どもを変えようとすると苦しくなる。
でも、流れを変えると、
子どもは自分から動き始めることがあります。
この漢字練習で学んだことは、
今では仕事の改善も、子育ても、
すべての土台になっています。
人は意外と、
頑張り方を変えるより、
流れを変えた方が動き出す。
私は今でも、そう思っています。
頑張る前に仕組みを疑う
私は子育てで行き詰まると、「もっと頑張らせる」より先に「構造を変えられないか」を考えます。
「作文が変わったやり方」もそんな実験の一つです。






ピートンさん、息子さんの顔が少しずつ明るくなっていくのがわかりました。優しいお父さんで息子さんは幸せですね!私も心が温かくなりました。ありがとうございます!
教育も仕事も仕組み作りだなぁと思いました。
小さいうちにこういう学び方を学べることが、とても大切ですね。
いいお父さんでほっこりしました☺️