「俺たちは、何のために空手をやるんだろう?」
ケーキの図を描いて、心・体・技について息子と話したあと。
私は、一緒にお風呂に入りながら、息子に話しました。
「試合で勝つことは、もちろん大切だ」
「でも、それだけじゃないと思ってる」
「勝った相手にも、負けた相手にも、ちゃんと礼をしような」
「相手がいるから、練習ができるんだからな」
「練習試合では、声を出して仲間を応援しような」
「勝ったときは、思いっきり喜んでいい」
「でも、負けた相手の気持ちも考えような」
そんな会話をしながら
「俺たちの空手道って、何だろう?」
二人で考えました。
私はシャンプーをしながら、ふと思いました。
「このケーキの上には、何があるんだろう?」
そして、息子に聞いてみました。
「強くなるって、何のため?」
湯船に浸かった息子は、少し考えたあと、ぽつりと言いました。
「おれはね、ママやねーねを守りたい」
その言葉を聞いて、私は少し驚きました。
そして、
「ああ、それだ」
と思いました。
息子が口にした、
「守りたい」
という気持ち。
それを、俺たちが空手をやる意味にしようと思いました。
「大切な人を守るためにやる」
ケーキの一番上にある「ポイント」。
その線の、さらに上にあるもの。
大会で勝つことも大切。
勝てるようになりたい。
強くもなりたい。
でも、それだけがゴールではない。
強さを何のために使うのか。
それも含めて、俺たちの空手道です。
それから少し経った、ある日の試合練習。
ライバルの子が、息子に良い技を決めました。
試合が終わると、息子はその子に、
「さっきの技、良かったね」
と声をかけました。
その言葉を聞いたとき、私は少し嬉しくなりました。
勝ったか、負けたかではなく、
相手の良さを認められた。
あの日ノートに描いたケーキの一番下。
「心」の部分が、ほんの少しだけ育ったのかもしれません。
強さを、自分のためだけではなく、
誰かのために使える人になってほしい。
こんな親子の試行錯誤を、もう少し読んでみたい方は、よかったら登録しておいてください。
たまに、変な実験もします。笑
前のお話はこちらからどうぞ。







「さっきの技よかったね」
これには感動です!
本当に素敵な子育てをされていますね。
ピートンさんの心が豊かで、強くて、忍耐強くて、柔軟で、充足感があるんじゃないかなぁって感じます😊
負けたときにこれができる人はなかなかいない!強くなる目的を持ち、これからもっと強くなりますね。